2008/11/15 up
9月某日 打ち合せ@room1964 vol.2
2度目の打ち合せ、今回は具体的な進行/ロケの段取りなどが話題に昇る。基本的には「加瀬さんは、いつも通りでいて下さい。それを我々が追いかけますから」.....まあ、そうなんだろうケド.....。
ここで、S水氏が作成した番組進行表が登場。.....フムフム、遊歩道をうろつく金髪男、「ナニしてるんですか?」「暗渠探し」「暗渠って?」ナルホドね。で、実はミュージシャン

S水氏による番組進行表
でプロデューサーで.....ああ、ここはライヴ映像とか流れんのね。丁度発売になるのがあるからヨシとして、ん?「古い写真を元に暗渠発見!」「住宅街を走り出す加瀬さん」.....見つからなかったらどうすんの?。ガキの頃の写真、コレはあるケド.....当たり前だけど川写ってナイし.....。
「こんなに上手く行かないと思うケドな.....」
「いや、これはあくまでも"だいたいの流れ"です。逆に、この通りに行ったらあんまり面白くない」
.....お、今日のS水氏はなかなかキレるな。そりゃそうか、NHKの番組プロデューサーが連れて来るんだもんな。
「一応no river, no lifeでも編集中記として書いてるんですけど、オレとにかく歩き回るんで、多分シンドイっすよ」
「大丈夫、慣れてますから!」
.....最近、マネージャーPはオレのことを"蝉"と呼ぶ(爆)。真夏の炎天下、汗ビッショリになりながら太陽の照り返しを受け、自虐的に歩き続ける。で、実際は冬も歩いてんだけど、siteの更新は元旦/冬なので、基本的に夏の間必死に活動して冬は地下に潜ってる印象.....おお、そりゃ確かに蝉だわな。
で、オレ身体のラインはスリムだけど体力には自信あるよ。しかも、最終的に何処まで/どのくらい歩くか解らない行程、川探してりゃ当然アップダウンの激しい谷地形ばかり、ゴールを目指せる山登りの方がひょっとして楽かも。
「じゃま、最初は"これぞ暗渠"っていう景観のところへ行きましょうか。全部で4km弱、真っ平らな富士山だと思えば、楽勝でしょ」
ロケ初日は泉南〜淀橋までの神田川笹塚支流に決定。.....ところが、この川には途中まで南北2本の支流暗渠があるので、ウロつきながら1日で踏破するのは何気にキツいルート。最年長のM川氏がやや心配。
今回は、オレがclub・加瀬コム2008でコンテンツとして行ったno river, no lifeで生で歌った"春の小川"が話題に。M川プロデューサーがビデオを観終わってひとこと。
「加瀬さん、春の小川に行きたくないですか?」
.....そりゃま、生まれた年に蓋したんだから実際に見たことないし、でも20年もそこで暮らしてたし、でも見られないからこうやって暗渠になった川の上でブツブツ言ってるワケで.....それはつまり、無い物ねだりってヤツでしょ。
「春の小川に、行きましょうよ」
「春の小川で、春の小川を歌って下さいよ」
.....いったい、何が始まるんだ???
深夜、今度はこっちがS水ディレクターを検索。結果、錚々たるドキュメンタリー番組の数々。ナニナニ、IU卒?、総務大臣賞受賞?。
.....実は"熱中人"は、この人の方なんじゃネエかな?.....。

copyright (C) 2005-2013 www.kasetatsuya.com