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4/28(土) 晴れ
flower travelin' tour finalから1週間。今日はサヤカとオレで宮城県石巻にあるCD shop"TSUTAYA"でflowersのinstore event。.....意外に皆さん、宮城県石巻市ってのが何処にあるかご存知ナイ。仙台は解る?。日本地図で言うと仙台のちょっと右上、太平洋沿いにちょっと突き出した半島みたいなトコが石巻。ここがサヤカの出身地。
石巻のTSUTAYA全店舗でflowers/サヤカimpossibleをpush |
で、実はこの石巻市内にあるTSUTAYAの全店舗が地元出身のサヤカを応援してくれており、サヤカ自身今年に入ってDate FM(FM仙台)とラジオ石巻の番組に出演させて頂き、宮城県では知らぬ人のいない新聞、河北新報・石巻版では既に2度も特集記事を載せて頂いているのである。そして今回、その石巻市内にある最も大きなTSUTAYA・中里店に於いてサヤカimpossibleのflowers・instore
liveを行わせて頂くことになったのである。
地元が盛り上がる、ってのはオレに全くナイ感覚。故郷がないんだから当然だが、例えば高校野球で自分の生まれた地域から何と言う高校が甲子園に行ってるのか知らなかったりする有様。が、サヤカが夢を抱いて上京し、そして故郷に「CD debutしました」と報告出来、付近のCD shopに行くと売られている、と言うのはきっと特別なこと。それがまだまだindependentなものだったとしても、それを機に気に入ってくれる/応援してくれる人がいると言うのは非常に尊いことだ。よっしゃ、flower travelin' tourの疲れもそりゃあるだろうが、ここはひとつ我が相棒のために行くか!。 |
GW初日の危惧は意外にも肩すかし、余裕の東北新幹線車内 |
.....世間はGW。まず心配したのは新幹線の切符だ。仙台でさえ既に観光地なのに、石巻へ向かう仙石線(仙台〜石巻間の電車、"せんせきせん"と読む)には日本三大名所の松島海岸がある。.....神戸〜広島間の悪夢が蘇る。が、event開催が決定した時点で既に新幹線の指定席券は売り切れ、ならば当日、自由席覚悟でホームに並ぶしかナイ。会場入りは14時、眠い目を擦り、朝9時に東京駅/東北新幹線ホームに到着.....ん、全然並んでナイじゃん?。2本ほど見送って並べば座れるだろうと思ったら列そのものがなく、結果余裕で座れ、車内ガラガラ。.....恐らく時間帯の問題とまだGW初日ってのもあったんだろうが、指定席が既にないのでずらした人が多いのかも知れず、取り越し苦労でホッと一息。
ちなみに今回のevent、TSUTAYA石巻全店舗のご好意により開催させて頂くわけだが、このTSUTAYA中里店、聞けば音響設備がないそう。店自体は広いのだが、ここでかつてinstore eventが行われたのはもう5年ほど前だそうで、我々としては何かしらの作戦を立てる必要があった。.....で、色々調べてmic入力×2、楽器入力×2、audio入力×2、と言うmixer機能搭載の30w小型ampを購入。コレならmicとguitar、更にmacintoshでオケを流しながら演れる。しかもどうにか旅行鞄に入る!(ただし重い)。それとguitarを持っての石巻入りである。席に着き、夕べ寝てないと言うサヤカ(当然かな)の横で読書.....オレ、一応加瀬コム内でno book, no lifeってcontentsもやってんだけどさ、冒頭に記した通り、長い移動でもないと本読めないワケ。.....で、今回もやっぱり読み終わらないワケ(悲)。
"勝つカレー"だ! |
9時56分東京発のはやて/こまち13号(はやてが八戸行き/こまちが秋田行き、仙台で切り離し)、11時37分に"杜の都"仙台駅着。仙石線の発車は30分後、仙台駅構内の喫茶店で昼食。オレはタラコスパゲッティ、寝不足のサヤカは.....カツカレー(爆)。「結構昔からやるんですよ。"勝つぞっ"って」.....ナルホドね。さすがに初めての地元凱旋、サヤカ自身の緊張っぷりは並大抵のものじゃないよう。
松島までは座れないだろうと予想していた仙石線も全然混んでおらず、窓の外に広がる田園風景を眺めながら約1時間。13時過ぎに無事石巻駅に到着。.....ちなみにこの石巻、高度経済成長期には漁港/造船で活発だったが、バブル以降は完全に時代の波に置い
石巻駅到着 |
て行かれてしまい、海側にある昔からの商店街は通称"シャッター通り"と言われる有様。しかし現在、再び徐々に活性化に向けて再開発が進んでる。また、石巻と言えば駅から数分の場所にある"石ノ森萬画館"。地元出身の漫画家、故・石ノ森章太郎先生の記念館が北上川の中州に造られ、多くの観光客で賑わう。ちなみに石巻駅に降り立てばサイボーグ009が出迎えてくれ、街を歩けばさるとびエッチャンと出逢い、乗って来た電車はロボコン・ペイント、と言う豪華さだ(笑)。
ヤマト屋書店・TSUTAYA中里店 |
14時前、instore会場となるTSUTAYA中里店に到着。1Fに書店とDOUTORを併せ持ち、2Fが全てCD shopと言う大きな所。まず、建物の入り口に着くなり"サヤカimpossible
instore live"のflierが貼り巡らされている。事前にこちらからお送りさせて頂いたflierをわざわざ拡大/量産して頂いたよう。当のサヤカは「ヒエ〜」と感激。そしてfloorへ足を踏み入れると、release当時にお送りさせて頂いたサヤカ自身の声によるflowersのCMと楽曲がloopされており、1Fの書店部まで聴こえて来る。.....ま、この時点で既に涙線崩壊ですよ、このオッサンは(泣)。早速2Fへ上がり、担当のS副店長とstaffの皆様にご挨拶。店内にもいたる所にflierが貼られ、レジ横にはcornerが設けられていた.....感謝。
店中.....いや建物中にevent告知のflierが! |
cube製のmixer機能搭載30w小型P.A.にマイク×2/アコギ/macintoshと言うsetting |
さて、ここでのevent開催は5年振り、設備はないがspaceはあるから自由に使って下さいと言われ、音響設備ごとやって来たサヤカimpossible。椅子/table/電源だけをお借りしてsetting開始。買ったばかりのmixer機能搭載の30w小型ampにSM58を2本、acoustic guitar、そしてiBookを接続、既に各chのbalanceはstudioで取って来たのでほぼそのまま、flierなどをsetして数分で準備完了。開始予定は15時、一旦1FのDOUTORへ。サヤカは「お客さん、集まってくれるかな.....」と心配しきり。ちなみにここでもメイクに抜かりのないサヤカだが、かつてお母様から「胸出し過ぎ!、恥ずかしい」と言われた(サヤカimpossible.com参照)ことを踏まえ、衣装の露出度はやや抑えめです(.....)。 |
15時、2Fへ。サヤカが「あ〜っ!!」と感嘆。.....event space付近は既に人だかりが出来ており、その中には多くのサヤカの旧友の姿も。.....サヤカの肩をポンと叩き、さあevent開始。
こんな時オレは気楽。サヤカと違って誰も知らないし、ひとり東京からの異邦人。基本的にeventそのものの司会者と化し、石巻の街並や歴史、方言あたりを縦横無尽に突っ込む役目。普段からサヤカはオレを"相方"と表現するが、正直ここでは盛り立て役に徹する(演奏中は別だケド)。
「これからもサヤカを応援してくれる人!」「ハ〜イ!!」 |
緊張と感動に包まれて普段にも増してナニ言ってんだか解んないサヤカをfollowしつつ(爆)、up tempoの"rainy day"でstart。大勢の方から手拍子が起こる。.....心配していた音響設備への不安はほぼ解消。続いてflowers収録曲"change"と"楽園"。中には一緒に口ずさんでる方もいて感激。嬉しくなったオレはここで"お客様いじり"に突入。今日は制限時間もないので、逆に音楽だけでなくサヤカ自身と地元のお客様/応援して頂いてる皆様とのhappyな時間を作ることが出来る。.....へえ〜、君サヤカの高校の後輩なんだ。あ、貴女は同級生?、ねえ、なんでこの辺の人達って"ゴミ捨てる"のことを"ゴミ投げる"って言うの?(コレマジです)。.....皆笑顔。良かった。
続いて新曲"禁じられた恋"、やたらと評判が良く感激。balladの"ココへおいで"、しっとりと激しさの融合"イカルス"。「新作を持って、必ずここへ戻って来ます!」と言うサヤカの宣言で、最後は"ランデヴー"。大きな拍手と声援の中、サヤカ地元凱旋instore live終了。.....ちょっとだけウルウルした(ちょっとだけ、な/笑)。 |
終演後は即席サイン会+CD即売会。当然ながら長い列が出来、オレはmcしつつサイン用にCDのキャラメル包装破り係(笑)。記念写真、花束贈呈、握手.....地元でないオレ自身も嬉しくなった。いつもサヤカを応援して下さっている河北新報(新聞社)の方と談笑。live中、ずっとニコニコしながら写真を撮って下さっていた。感謝。16時半、全てが終了。来て良かった。1FのDOUTORへ戻ると、サヤカfamilyと応援して下さっている方々が待ち受ける。石巻でeventerをやってらっしゃる方や、実は今回日程が合わずに叶わなかったliveのお誘いを頂いた方も。.....名刺が足らない(馬鹿)。こんなにも多くの方々に応援して頂いてる本人は.....宙を見上げて放心状態(苦笑)。
ひと休みして、再び2Fに上がり、撤収と感謝のご挨拶。当日はいらっしゃらな
S副店長初めTSUTAYA-staffの皆様、ありがとう!! |
かったが段取りをして頂いたヤマト屋書店社長、S副店長、staffの方々を始めTSUTAYAの皆さん、.....それから、ご年配の方達の為にそっと椅子を用意して頂いた女性staffの方。そして、集まってくれた皆さんと偶然居合わせてliveを観て、そしてCDをご購入頂いた皆さん。本当にありがとう。 |