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加瀬: |
.....で、だよ。男ふたりでchristmas eveに寂しく呑んでんのかと思いきや、実は今日はAn's All Starsの2006年のレコーディング最終日だったんだな。よってここにいつの間にかメンバーが全員いたりする、と言う(笑)。 |
森久保: |
しかも実は今日、An's All Starsのhome pageでアルバム制作中、ってのが情報解禁になったんですよ。ね、ヒデさん!!。 |
石川(英郎/Vo): |
いや〜、やっとオレの出番か!。祥太郎、ハナシ長いわ(笑)。いやいや、5年ぶりのアルバム制作、今回は加瀬さんに完全にお世話になりっぱなしでサイコーに順調で幸せです(笑)。もう、まず加瀬さんのスケジュールをおさえてからオレらが合わせる、くらいで(笑)。 |
加瀬: |
特に祥太郎とヒデは忙しい収録の合間を縫って歌録りしたりするんだもんな。 |
石川: |
いやでもね、今回ホンマに加瀬さんにはAn's All Starsの6人目のメンバー、って感じで関わって貰えてメチャ嬉しいですわ。そのメンバーでこうして12月24日なんて言う特別な日に集まれる、っちゅうのが嬉しいやないですか。 |
加瀬: |
ヒデにとってのAn's All Starsってなんだろう?。 |
石川: |
オレの中では"解放場"なんですわ。オレも祥太郎と同業なワケですけど、仕事はやっぱり仕事なワケですよ。でも、An's All Starsは自分達で考えて自分達で動かなきゃ何も動かない。ゼロから作り上げるのがAn's All Stars。なにしろ元々祥太郎とやってたラジオ番組で結成したユニットを、番組終了後にバンド化してこうして続けている、と言うくらいですから。こんな楽しいものはナイですよ。それと、自分はいったい何処までエンターティナーなのか、を試す場所でもある。仕事では出来ない部分まで、ここではあえてチャレンジしたい。 |
森久保: |
オレも同じですね。普段スケジュール管理されてる自分達が、自分達でスケジュールもお金も、魅せ方までも考えて行動する。それってやっぱり大事なことなんですよ。 |
加瀬: |
じゃあプロフェッショナル・ドラマー、乙部はどうよ?。君にとってAn's All Starsとは?。 |
乙部(ヒロ/Dr): |
いや〜、加瀬ちゃんとももう長い付き合いで.....。 |
加瀬: |
しかしオマエは予想を裏切らずに、相変わらずこっちが聞いたことと違うことを喋りだすね(爆笑)。 |
石川: |
如何にも乙部さんらしいわ(笑)。 |
乙部: |
オレはセッション・ミュージシャンだけど、基本が"バンドマン"だからね。気の合うメンバーが集まってドーンと音を出す。それが全て。幾つかバンドをやってるんだけど、メンバーは皆兄弟みたいなもの。こう言うメンバーに巡り会えて、生きてて良かった、とさえ思うよ。 |
森久保: |
乙部さんは乙部さんで色んな現場でドラムを叩くじゃないですか。その乙部さんがここにいてくれることにも大きな意味があって、普段仕事で叩いてる、ってのとは違う感覚でエンジョイしてくれる場だ、って言うのが嬉しいですよね。そう意味ではオレ達と同じ。 |
加瀬: |
ギタリストの左人さんは?。 |
左人(忠相/G): |
オレにとっては"ホーム・グラウンド"だね。必ず帰って来る場所、って言うか。やっぱ皆と一緒でしがらみとか計算とかで生きて来たから。でもここでは全てをさらけ出してplayすることが出来る。 |
石川: |
多分、皆An's All Starsには自分の居場所があるんですよね。それぞれがサークル(円)の外枠だったり中にいたり、しかも全員が解放感を感じられる。多分そんな場所なんだと思いますよ。もうちょっとで10年ですしね。 |
加瀬: |
そりゃスゲエhappyなことだよ。なにしろオレは42年間そう言う居場所に巡り会ってない、ってことだからむしろ良く解る。 |
左人: |
いや、オレももうそう言うのはきっとないんだろうな、って思ってたんだけど、ここにあったんだよなあ。 |
石川: |
オレら、主張はあってもケンカってないんですわ。良くあるじゃないスか、メンバー同士で殴り合いとか、オンナ取り合うとか(笑)。 |
森久保: |
多分それってAn's All Starsがさっき加瀬さんが言ってた"プリセットのバンドじゃない"からなんですよ。だからこそ難しいこともたくさんあるんですけどね。誰かが考えた企画に乗っかっちゃうと、楽かも知れないけど途端にプリセットになってしまう気がする。"only
one"を目指すと風当たりも強いけど、それで上手く行った時の楽しさや達成感を目指してる集まりなんでしょうね。 |
加瀬: |
ヒロシは.....もう酔っぱらってるな(笑)。 |
宮城(ヒロシ/B): |
あ、えと.....べ、勉強の場です!。勉強させて貰ってます!!。 |
加瀬: |
は〜いOK(爆笑)。じゃ、ここでひとりずつ、2007年の豊富を語って貰おうかな。 |
森久保: |
オレは漢字一文字で"暴"です!。今年は暴れるゾ!って言う。2006年はAn's All Starsにとってはけっこう仕込みの年だったので、その分を出しまくってドッカ〜ン!!とやるのが2007年、って思ってます!。 |
石川: |
オレは"リセット"ですね。でも"ゼロから"と言うよりも、ここまで蓄積して来たものを放出する、と言う意味で。でも、まだオレは"暴"じゃない。それは2008年か2009年。 |
森久保: |
あ〜、ヒデさんがそう言ってくれるとなんか安心だな。オレ暴れるんで、多分丁度いい(笑)。 |
加瀬: |
わかんネエぞ。つられて暴れるかもしんネエぞ(笑)。 |
石川: |
起承転結で言うと2007年は承。で、結はなくて、この先ずっと転転転転.....みたいな(笑)。 |
宮城: |
あ、オレは"意識の統一化"で〜す!。 |
加瀬: |
ハイハイ(爆笑)。左人さんは?。 |
左人: |
今やっと畑が耕された感じなのね。で、そこにたくさん花を咲かせて実を作って、そして自分達で味わおう、と言う(笑)。 |
乙部: |
.....オレ、ちょっと個人的なことなんだけどイイ?。 |
加瀬: |
おう、ナンだ?。 |
乙部: |
オレ"フット・セラピスト"を始めたの。簡単に言やあ"足揉み屋"なんだけど。 |
石川: |
乙部さん足揉みメチャメチャ上手いんスよ!!。 |
乙部: |
人間、ひとりひとりツボも疲れてる場所も皆違う。で、それを「ココだ!」ってやって「あ〜気持ちよかった。ありがとう」って言われた時の感覚って、ド〜ン!!って演奏して「どーですかお客さん!!」って言う時のものと凄く似てるんだ。 |
森久保: |
なんかソレって乙部さんらしい、と言うかドラマーっぽい考え方ですよね。大きな打面のどこをどんな風に叩くかによって全然鳴り方が違う、って言う。 |
乙部: |
まあコレも含めて、バンドも何もかも"走り続けろ"ってトコだな。とにかくがむしゃらに前だけを見て走る年にしたい。止まったら終わり。40歳過ぎても、またスタートだ!、って。 |
加瀬: |
40歳過ぎてからのスタートはメチャメチャ刺激的で面白いよ。そりゃオレが保証する。ただし、シンドイ(笑)。 |
森久保: |
じゃ、最後は加瀬さんに締めくくって貰いましょう!。加瀬さんの2007年は!?。 |
加瀬: |
オレ、や〜っとコレで後厄が終わるの(苦笑)。良く乙部とかとも話すんだけど、前厄〜本厄〜後厄って、ビビって何もしないでいるとあっと言う間に3年ムダにするな、と思って、実はメチャメチャチャレンジして来た3年間だったの。それでもちろん失ったものもあるけど、それを繋げる意味でも、皆と同じように漢字にするなら"実"ってトコかな。 |
森久保: |
その加瀬さんの"実"のひとつにAn's All Starsもなれたらイイなあ.....。 |
加瀬: |
じゃあ2007年は暴れつつ走りつつ足揉みつつ(笑)、実になるように頑張って行こう!ってことだな!。 |
石川: |
では、例の一言を!!。 |
加瀬: |
.....じゃ、本番行こうか!!。 |
An's All Stars: |
オ〜ッ!!!。 |