2008/11/15 up

8月某日
事務所より内線。
「電話っすよ。なんかTV番組の出演依頼らしいっす」
「ほ〜い」
.....なんだろ?。多分だな。いや、仕事したばっかのかも知れないな.....
「ハイ、お電話代わりました、加瀬竜哉です」
「あ、初めまして。私、〜〜のM川と申します」
「はあ。どういったご用件でしょう?」
「実は私共、NHKで"熱中時間"というTV番組の制作をやっておりまして」
「ほほお(NHK?こりゃまたエライとこから来たな。じゃあやっぱかな)それで?」
「この番組、ご存知です?」
「.....ゴメンナチャイ。存じ上げませぬ(←マジ)」
「この番組はですね、趣味に没頭してる方の姿をドキュメンタリーで追いかける番組でして」
「はあ.....(←コリャ音楽じゃネエな、と気づく)」
「で、今回是非加瀬さん御本人にご出演願いたいと思いまして」
「えーと.....ど、どれですかね?(←だいたい察しはついた)」
「あ、no river, no lifeなんですけれど」
「.....(やっぱし)。」
.....そんな1本の電話から始まったこのハナシ。
"暗渠"という言葉と出逢って2年、websiteで公開して1年と8ヶ月。オレ自身がココ最近の活動の中でも"相当マニアックな、それも極めて個人的なコンテンツ"と思っていたno river, no lifeが、こうしてある日突然全国区になる日がやって来た。
かつての週イチ・モーター・レーシング・コラム"no race, no life"は、連載終了と同時に大手出版社から単行本化のオファーが来た。正直、自分の人生に於いて、文章や表現方法を評価されることはしばしばあった。が、まさかこんなマニアックな、それもオレ自身がまだ足を踏み入れて2年程度、という分野で、しかもweb上にはオレが尊敬する暗渠探索の諸先輩方が大勢いらっしゃるというのに、なんでオレなんだ???。オレはストレートにM川氏に問いかけた。
「だって、
面白いじゃないですか。金髪のロック・ミュージシャンが暗渠探して歩き回ってる、なんて」
.....OK、そのひとことで、貴方が一流のTVプロデューサーなのは良く解った(爆)。
とにかく8月中に一度お逢いしてお話をお伺いすることに。
.....早速"熱中時間"でweb検索してみると、この日は偶然にも丁度番組放送日。電話後、マネージャーPと地上波NHK総合でのon air(短縮版)を観る。
今回は"鳥の巣熱中人"。日本の野鳥の全ての巣を見ようと、絶滅危惧種の鳥の巣を求めて島へ渡る.....。
.....ナルホド、早いハナシが"オタク"を追いかける番組なのね.....納得。

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