レッドブルは、セバスチャン・ヴェッテルと2014年まで契約を延長したことを発表した。
元々レッドブルとヴェッテルとの契約は2011年シーズンいっぱいだったが、レッドブル側はヴェッテルとの長期的な契約を目指しており、今回の発表は当然の結果と見られている。レッドブルのモーター・スポーツ・アドバイザー、ヘルムート・マルコは「我々とセバスチャンが契約を2014年まで延長するのは既に合意の上だった。お互いが今後のパートナーシップを継続することを望んでいたので何も問題はなかった」とコメント。
また今回レッドブルは、エイドリアン・ニューウィーらのテクニカル・スタッフも契約を延長したようだが、もうひとりのドライバーであるマーク・ウェバーに関しては、2011年以降の契約はまだ発表されていない。
「いつかはフェラーリで走りたい」…どんなレーシング・ドライバーでも一度は思い描く夢のような話を、オフ・シーズンにF1ワールド・チャンピオンが呟くと、とりあえず大騒ぎになる。で、所属チームは噂の火消しに躍起になり、そしてこのタイミングでの契約延長発表…もしかしたら賢い史上最年少王者の「作戦勝ち」なのかも知れない。