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マクラーレン、カラーリング変更を否定

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マクラーレンは2011年型マシンMP4/26でシルバーのカラーリングを廃止し、新たなカラーリング/デザインで登場するという噂が出ていたが、チームの公式ツイッターでこれを否定した。
続き2009年までメルセデスの準ワークス・チームとしてパートナーシップを結んで来たマクラーレンだが、2010年にメルセデス・ベンツがブラウンGPを買収し、メルセデスGPとなったことでメルセデスの伝統である"シルバーアロー"のカラーリングはメルセデスGPのものとなった。マクラーレン代表のマーティン・ウィトマーシュは「シルバーは我々(マクラーレン)のブランド・カラーだ。何の問題もない」と発言していたが、マクラーレンは2011年中にダイムラーから株式を買い戻す予定であり、単なるエンジン・サプライヤーでしかないメルセデスのカラーに固執する理由はもはや存在しない。また、マクラーレンのオフィシャル・グッズの内キャップは2010年に既にシルバーからブラックへと変更になっていた。これらのことを結びつけた結果、このような噂話へと成長していた。

1963年創設のマクラーレンは、創始者であるブルース・マクラーレン祖国・ニュージーランドの母国カラー、オレンジで登場。その後1970~1990年代にかけてフォーミュラ・カーの代名詞とも言える赤白の「マールボロ・カラー」で人気を博した。1990年代中盤からメルセデス・ベンツとパートナー・シップを結び、1997年からは現行のシルバーを基調としたデザインとなっていた。