ヘレス・テスト3日目は、クビサに代わってロータス・ルノーGPをテストするニック・ハイドフェルドが圧巻の走りでトップを奪った。
事実上、ハイドフェルドはラリー事故で戦線離脱を余儀なくされたロベルト・クビサに代わるロータス・ルノーGPチームの「エース」としてのドライバー・テストに参加している状況であり、初めて乗ったR31での好パフォーマンスはチームにとって印象的な出来事となった筈である。2番手には131周を走り込んだフェラーリのアロンソ、ザウバーの可夢偉は何度かコース上でストップしたものの5番手タイムを記録。マクラーレンのハミルトンは僅か36周の走行でこの日のプログラムを終えた。
ヘレス・テスト・3日目結果
ニックの準備は完璧だった。ロータス・ルノーGPはクビサに代わるエースとして安心して任せられる筈である。反対に、あれだけの人数をキープしておきながら、ロータス・ルノーGPの若手リザーブ・ドライバー達にはやはりチャンスは巡って来ない。彼らはセカンド・ドライバーのペトロフの煽り役、と考えるべき存在なのだろう。