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モンテツェモーロ、2013年エンジン規定に反抗

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フェラーリ会長であるルカ・ディ・モンテツェモーロは、2013年からの新たなF1エンジン規約に反対し、各チームに同意を求める姿勢を明らかにした。
続きFIAは2013年からF1エンジンに1・6ℓ/V4ターボを採用するが、当初この案に賛成していたモンテツェモーロは今回「F1は市販車とは違う。我々が作っているのは世界最高峰のレーシング・エンジンだ。ならばV4ではなくV6でも良い筈だ」と発言し、同じくV8エンジンの継続を訴えていたメルセデスのノルベルト・ハウグらと同盟を結ぶ、と見られている。また「最低でも1シーズンは延期すべきだ。そのチャンスがあるのであれば闘う」と、規約変更の延期を視野に入れていることを明らかにした。
しかしマーク・ギャラガー(コスワース)は新たなV4ターボ・エンジン設計は3、000万ユーロ(約32億円)程度の低予算で可能であり、この案に賛成していると見られている。また2008年いっぱいでF1を撤退したホンダがIRL(インディ・レーシング・リーグ)にV6ターボを供給していることから、近い将来F1にエンジン・マニュファクチャラーとして復帰を果たすのではないか、と噂されている。

F1でターボ・エンジンは、フェラーリやマトラなどのV12、フォード・コスワースに代表されるV8など、自然吸気エンジン全盛期である1970年代後半にルノーが初投入し、約10年後の1988年に全面的に禁止された。ちなみにF1で最も成功したターボ・エンジンはホンダであり、ターボ最終年の1988年にはマクラーレン・ホンダが16戦15勝を記録している。