株式会社モビリティランドは、ツインリンクもてぎで毎年開かれている「インディ・ジャパン」を来年以降開催しないと発表した。
株式会社モビリティランドの大島裕社長は9日、2003年からツインリンクもてぎで行われているインディ・ジャパンを、2012年以降開催しないことを決定したと発表した。リリース上で「昨今の経済環境の中、インディ・カー・シリーズを招致し継続して開催することは当社事業として極めて困難」と、開催中止が経済的な理由であることを説明した。
ツインリンクもてぎは、1998年のCART開催から日本唯一のオーバル・サーキットとしてホンダの子会社のモビリティランドによって建設され、2輪4輪問わず多くのレースが開催されている。リリースは「今後、ツインリンクもてぎは ”森の中のモビリティテーマパーク”という、他にはない魅力に磨きをかけ、更なる一歩を踏み出して参ります」と締めくくられている。
オーバルを疾走する世界最速のフォーミュラ・カー/佐藤琢磨、凱旋。
そこに魅力を感じ、集う人々の合計人数は、もはや企業とその社員/家族に犠牲を出さずに楽しめるレベルには達しない、ということである。これが世界不況の現実。
せめて「Power Of Dreams」を、次世代に受け継ぐことは出来るだろうか。