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クビサがラリーで骨折、重傷

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ロータス・ルノーGPのドライバー、ロベルト・クビサがラリーで高速クラッシュし、足と右手を骨折、ヘリコプターで病院に運ばれた。
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ラリー好きで知られるクビサはオフ・シーズンを利用し、イタリアで開催されているロンデ・ディ・アンドラ・ラリーにシュコダ・ファビアS2000を駆って参戦。しかし最初のステージであるテスティコ村で高速クラッシュを喫し、1時間ほどマシンに閉じ込められたあと救出され、ヘリコプターで病院に搬送された。コ・ドライバーを務めていたジェイクブ・ゲルベルは無傷で帰還した。クビサの怪我は重大で、特に右手に関しては一時切断が検討されたほどだと言う。クビサのマネージャー、ダニエル・モレリはクビサの詳しい怪我の状態について「ガードレールが彼のマシンを貫通し、残念ながら重大な事態となってしまった。手術が成功しても、右手の機能回復に関しては慎重にならなければならない」とし、何らかの後遺症が残る可能性をも示唆した。
これにより、1か月後に迫ったF1開幕戦・バーレーンGPへのクビサの出場はほぼ絶望的となった。チームは多数いるリザーブ・ドライバーのひとりを起用することになるが、チーム代表のエリック・ブイユは先週、リザーブ・ドライバーの中ではブルーノ・セナが最も出走の可能性があるドライバーだとしている。しかし、メディアは既にクビサに代わってシーズンを闘える経験豊富な「エース・ドライバー」として、ニック・ハイドフェルドやニコ・ヒュルケンベルグらの名を挙げている。

例えばフェラーリのドライバーは、オフ・シーズンにスキーを楽しむことすらも契約で許されない。理由は単純明快、つまらない怪我で選手権に悪影響を及ぼしたくないから、である。フェラーリとロータス・ルノーGP。まるでここがトップ・チームと中堅チームの分かれ目、と言えなくもないようなニュースである。
ともあれ、今はクビサの一刻も早い復帰を心から祈ろう。