ティモ・グロックは、ヴァージンとの新しい3年契約にサインし、2014年末までヴァージンに残留することになった。
グロックは、2009年にトヨタがF1から撤退したあと、2010年に新興チームのヴァージンに加入。今回は地元ドイツGPで契約更新を発表した。「マルシャ・ヴァージン・レーシングが、僕の今後数年間のF1キャリアのホームになることを発表出来たことをとても嬉しく思う。予想はしていたけど、ここ18ヶ月間のレースはとてもタフだった。ドライバーとして前進するために少し後退しなければならないことも解っていた。困難な時期を共に味わった今、チームと良い時代を迎えることが待ち切れない。マクラーレンとの技術提携、チーム全体と一緒に齎す更なるステップによって、僕達は一緒にゴールを達成出来ると信じている。今年、僕達は信頼性のあるマシンの造り方を解っていることを証明して来たし、今あるリソースによって、そこにハイ・パフォーマンスなマシンを加えられる筈だ。段階的ではあるけど、大きなステップなんだ」とコメントした。
グロックは2011年序盤、冬休みにチームが十分に前進しなかったと感じたために露骨に不満を表明していた。しかしヴァージンはマクラーレンとの技術提携やワース・レーシング・テクノロジーの買収など、積極的にチームを変革した。これがグロックの心を動かしたのだろう。ただし、結果が目に見えて表れるには最低でも数年かかる。