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クビサ「事故の記憶はない」

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今年初めに起きたラリーの大クラッシュから引き続き順調な回復を見せるロベルト・クビサが、ファンとのQ&Aに答えた。
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今年初めのラリーの大クラッシュから順調な回復を見せるロベルト・クビサが、具体的な復帰のメドは立っていないものの、リハビリテーションは順調で、どんなに遅くても来年には再びF1マシンに乗りたいと語った。ルノーのウェブサイト上でファンとのQ&Aが行われ、クビサは順調に回復していることを自分の言葉で語った。「精神的には完全にノー・プロブレムだよ。身体的にはまだ少し弱いけど、全体的なコンディションはかなり良いんだ。今では体重も通常のレベルに戻ったし、この数週間は補助なしで歩けるようになった。気分はすっかり良いよ。幸い回復期間に影響するような複雑な問題もない。ハッキリと復帰のタイミングを描くにはまだ早過ぎるけど、大事なのは最終的な結果であって急ぐことじゃないからね」以前より強くなって戻ってくるかと質問に「そう祈っていてくれよ!。でも実際のところ何の疑問も抱いていない。僕には事故の記憶が全くない。とても重大なものだったということしか知らないんだ。だから僕にとっては事故なんてなかったのと同じことなんだよ!」ルノーのエリック・ブーリエ代表は、クビサの体調が完全に回復しても今季中はルノーのライン・アップには復帰しないとの噂を否定した。ロータス・ルノーGP、継続性という観点から2011年シーズンはニック・ハイドフェルドにR31のステアリングを握らせ続けると噂されている。ブーリエ「我々はロベルトと契約しており、ニックもロベルトが回復し、復帰可能になったら戻ってくることを解っている筈だ。話はそれだけ、他の可能性は全くないよ。契約したのはこの私だからね!」と語った。

遂に公の場で事故について語ったクビサ。「事故の記憶はない」…近代F1で想い起こされるのはミカ・ハッキネンとカール・ヴェンドリンガーの「明暗」だろうか。フェリペ・マッサのケースは…正直「微妙」と言わざるを得ない。いずれにしても、具体的な復帰時期を語るにはまだやや早い。今出来ることはまだ「願う」ことだ。