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ヒュルケンベルグの来季

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フォースインディアのサード・ドライバーニコ・ヒュルケンベルグは、2012年のレース・シート獲得を狙っている。
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2010年にウィリアムズからF1デビューを果たしたヒュルケンベルグは、ブラジルGPでポール・ポジションを獲得して卓越した速さを見せたが、財政難からスポンサーを必要としたチームの判断で、新人パストール・マルドナドにシートを奪われてしまった。今シーズンはフォースインディアのサード・ドライバーとして金曜フリー走行に出走しており、パドックでは高い評判を得ている。今季フォースインディアはエイドリアン・スーティルとポール・ディ・レスタをレース・ドライバーとして起用、サード・ドライバーのヒュルケンベルグは金曜午前の走行にすべてを注ぎ込んでいる。2012年シーズンにレースをする可能性はあるかと問われ、ヒュルケンベルグは「まだシーズン半ばだし解らない。チーム代表のビジェイ・マルヤを初め、チームの主要メンバーを満足させて良い印象を与えるため、一生懸命働いているんだ。来年に関する決断にはまだ至っていないと思う」と返答。また、移籍に関しては「正直、このチームで来年レースをしたい。それが実現しないなら、別の選択肢を考えなきゃいけないけどね」と答えた。

毎戦、仕事を終えたFP2で、露骨につまらなそうな表情でピット・ウォールからマシンを見つめるニコ。来季レギュラーの座を得るにはコンサバなスーティルか、メルセデスの秘蔵っ子ディ・レスタを引きずり降ろす必要があり、決して簡単なことではない。