マーク・ウェバーは、イギリスGP終盤にチームからポジションを維持するように要請されたが、「無視した」と述べた。
イギリスGPファイナル・ラップでウェバーはヴェッテルを捕え、何度かオーバー・テイクを試みたが成功せず、結局3位でフィニッシュした。ウェバーは「おそらく4〜5回」、チームから「ヴェッテルにアタックしないように」とメッセージを受け取ったが、従わなかったと述べた。チーム・オーダーをどう思ったかと質問されたウェバーは「良い気分はしないね。それが僕の答だよ」とコメント。「フェルナンドが最終ラップでリタイアしたら、僕達は優勝を争っていたんだ。もちろん、僕はポジションを得たかったのでチームを無視した。セブはベストを尽くしていたし、僕もベストを尽くしていた。誰ともクラッシュするつもりはなかった」昨年のシルバーストンで優勝したウェバーはレース後の無線で「ナンバー2としては悪くないだろう」という有名な発言をしたが、「再びナンバー2のように感じたか」という質問には「それほどでもない」と意味深なコメント。「最後までレースをしたかっただけさ。残り4〜5周になって、彼らは僕にポジションを守るよう話しかけはじめた。僕はもっと多くのポイントを欲しかった」一方のヴェッテルは「何故この件が記者会見で騒ぎになっているのか理解出来ない」と付け加えた。「皆さんは、チームにとって悪いことを望んでいるの?」
「maintain the gap(ギャップを維持せよ)」…流行語にならないことを願う…。