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バレンシア・合同テスト・3日目結果

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バレンシア・サーキットのF1合同テスト最終日は、ロータス・ルノーのロベルト・クビサが3日間の総合ベストでトップに立った。
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2011年最初の合同テストは、最終的に新体制となった旧ルノー、ロータス・ルノーGPの新車、R31を駆るロベルト・クビサが3日間の総合ベスト・タイムとなる1分13秒144をマークしてトップを奪った。2番手/3番手には旧型車のフォースインディアのスーティル、マクラーレンのバトンが着け、新車組はレッドブルRB7のウェバーがヴェッテルのベストにコンマ3秒及ばず4位、アロンソに代わってフェラーリ150を駆ったマッサはエンジン出火のトラブルで5位に終った。チーム・ロータスのトゥルーリはパワステが正常に機能せず、インスタレーション・ラップのみでタイム計測はならなかった。

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3日間のテストを終え、総合的にはレッドブル、ロータス・ルノーGPが順調な滑り出しを見せ、フェラーリが早くも信頼性に不安を齎す結果となった。初期段階ではウィリアムズ、ザウバー、トロ・ロッソあたりの総合力は昨年とそう大きく変わらず、メルセデスGPは既に苦戦が予想される。
いずれにしても、大本命のひとつであるマクラーレンが得意の「後出しジャンケン」で、何処まで突き詰めたニュー・マシンを出して来るか解らない。ハミルトンはまだ見ぬ新車MP4ー26を「僕たちの新車は他チームマシンの外観とは違っているよ」と、早くもその独自性をアピールしている。
注目のマクラーレンMP4ー26は間もなく発表され、次のヘレス・テストには登場予定だ。