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ピレリ、ディ・グラッシを起用

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タイヤ・サプライヤーのピレリは、ルーカス・ディ・グラッシを新しいテスト・ドライバーに起用することを発表した。
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昨年ヴァージンからF1デビューを果たしたルーカス・ディ・グラッシは資金難から今季のF1シートを失っていたが、ピレリの公式テスト・ドライバーとなることで、最低でも5回のテストを担当することになる。ピレリのモータースポーツ・ディレクター、ポール・ヘンベリーは「我々のタイヤ開発はテスト・ドライバーからのフィード・バックに大きく影響される非常に重要な任命だ。ルーカスは、レース・コンディションを正確にシミュレートするために重要なペースだけでなく、エンジニアへの技術的フィード・バックでも強い印象を与えており、ルーカスをチームに迎え入れられることをとても嬉しく思っている」とコメント。ディ・グラッシ自身は「こうしてタイヤ・テストでF1マシンに乗る時間を増やすことは、自分の知識を使ってスポーツに影響を与えられる素晴らしいチャンスでもある。最近ではテスト規約によって難しくなっているからね」 と意欲を語った。

3年落ちのトヨタTF109とは言え、最新のタイヤ開発に関わり続けることはある意味「有利なポジション」にいることをも意味するのは、今季既にペドロ・デ・ラ・ロサが証明している。少なくとも「ザウバーのリザーブ・ドライバー」と言う位置よりはマシな筈だ!。