ウィリアムズは、空力部門にジェイソン・サマービル、オペレーションズ・エンジニアとしてマーク・ギランが加入することを発表した。
サマービルは８月１５日付、ギランは１０月１日付でファクトリーでの作業を開始し、６月からチーフ・エンジニアとしてウィリアムズに加入したマイク・コフランと共に２０１２年マシン、ＦＷ３４の開発を進めて行く予定。ジェイソン・サマービルは、以前にウィリアムズで働いた経験を持ち、１９９９年から２００３年までＦＷ２３〜２５のウイニング・マシン開発に関与。２００３年にトヨタに移籍して空力部門の副責任者を務め、２００９年のトヨタのＦ１撤退後はルノーで空力部門のプロジェクト・リーダー開発に携わって来た。マーク・ギランは、１９９８年にマクラーレンでＦ１キャリアをスタートし、レッドブルの前身ジャガーでレース兼テスト・エンジニアを務め、サマービル同様２００５年にトヨタに移籍、空力部門責任者を務めた。フランク・ウィリアムズは「ウィリアムズＦ１はジェイソンとマークをチームに迎えることを楽しみにしている。彼らは才能、経験、そして優れたチーム技術を齎してくれる。コフランと共に、彼達はチームを上位に返り咲かせる作業に於いて、適切な技術的リーダー・シップを発揮してくれるだろう」 と期待を表した。
名門・ウィリアムズでも脱・サム・マイケル組閣が始まっている。少なくとも２０１２年には表彰台圏内に戻らなくては、株主達も黙ってはいない筈だ。