レッドブルのセバスチャン・ヴェッテルは、ヨーロッパGPをポール・トゥ・ウィンで終え、今季6勝目を挙げた。
ヴェッテル:「外からじゃ解らなかったかも知れないけど、色々なことが起きていたレースだった。毎周マシンと対話しながら、楽しむことが出来たよ。マークやフェルナンドと戦略が違っていたから、彼らの方が僕よりも少し早めにピットへ入ったり、逆に少しピットインが遅くなったりして、1回目のピット・ストップ後には彼達とかなり接近していた。なのでタイヤの状態を見極めながら次のピット・ストップまで懸命に攻めた。チームは最高のマシンを用意してくれた。ここには高速コーナーがないから、僕達にとって難しいレースになるかも知れないと思っていたけど、結果には大満足だ」
ウェバーとアロンソのバトルが肝だった。ヴェッテル陣営は彼達の戦略/行動を見て、ギャップを築いてからピットへ。結局一度もバトルすることなく、更に前戦のように終盤追い込まれることのないよう、完璧にコントロールした走りを見せた。カナダGPでの悔しさが活力となったか、今のレッドブル/ヴェッテル陣営に隙なし。