第8戦ヨーロッパGP・決勝レース結果
スタートでフェラーリ勢が躍進し、序盤はヴェッテル、ウェバー、アロンソ、マッサのトップ4。可夢偉はプライム・タイヤでダッシュの効かないペトロフを抜いて13番手。14周目にウェバー、15周目にヴェッテル、アロンソ、バトンらが最初のタイヤ交換、シューマッハーはピット・アウト直後にペトロフと追突、ノーズを壊して20番手まで後退。21周目、地元の大歓声の中アロンソが2位ウェバーをパス。27周目、1ストップ作戦のペレスがプライムからオプションに交換。29周目にウェバーが2度目のピット・イン、翌30周目にアロンソが反応、ウェバーに逆転を許す。中盤はヴェッテル、ウェバー、アロンソが1分42秒台で等間隔を守りつつ、相手の様子を伺う展開。マクラーレン勢は44秒台と奮わず。34周目、可夢偉が2度目のボックスでオプションに交換。地元アルグエルスアリは終始トップ10圏内でロズベルグらを相手に素晴らしいレースを展開。43周目ウェバー、46周目アロンソがプライムに交換し、再び逆転。48周目にヴェッテルが余裕の最終ピット・イン。可夢偉はディ・レスタ、ペトロフ、ブエミらと中団で大バトル。終盤54周目、ヴェッテルが1分41秒852の最速ラップを記録。結局そのままヴェッテルが2年連続の圧巻の勝利、2位にアロンソ、3位には終盤トランスミッションのトラブルを抱えたウェバー。リタイア車はゼロ、ペレスは1ストップ作戦で11位、可夢偉は16位で7戦連続入賞成らず。