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Qタイヤ復活案も

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ピレリのモーター・スポーツ・ディレクターを務めるポール・ヘンベリーは、将来に向けたタイヤのアイデアについて語った。
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ヘンベリーはピレリの8戦目となったを迎えたヴァレンシアにて、いくつかのアイデアを披露。第一の案はウェット・タイヤで、「もし最初の2回のフリー走行がウェットであれば、インターミディエイト・タイヤを追加する必要がある。これは来年のレギュレーションに適用されるべきだと我々は合意している」と提案。また、現状よりも大きく速度を増したタイヤ制作に関し、「空力の効果が減らされるだろうから、我々はラップ・タイム促進を齎したい」と語った。「多くの案がある。タイヤの種類を増やすかも知れない。予選に向けた1周しかもたない「超粘性」タイヤの案もある。しかし結局、このような決定はチームと行うものであり、彼達がノーと言うかも知れない」

今回の予選Q3でも、ロータス・ルノーGPのハイドフェルド、フォースインディアのスーティルは決勝用に未使用のオプション・タイヤを温存させるために走行を行わなかった。こんなことなら予選用タイヤと決勝レース用タイヤの区別案も再考の余地が出て来る。もっとも開発費の高騰と予選一発のためだけ、と言う「無駄」なQタイヤには安全面でも難しい歴史があり、決して簡単には行かないだろう。