ウィリアムズは、次戦ヨーロッパＧＰに向けてディフューザーを更にアップ・グレードする予定。
今季、チーム史上最悪のスタートを切ったウィリアムズだが、ここ数レースでのアップ・グレードの成功により、モナコＧＰとカナダＧＰでルーベンス・バリチェロが連続でポイントを獲得している。テクニカル・ディレクターのサム・マイケルは「通常、ヴァレンシアはストリート・サーキットのためにグリップ・レベルが低く、ラバーが乗るまでには時間がかかる。しかしピレリ・タイヤはモナコで並外れたパフォーマンスを発揮したので、次も例外ではないだろう。セット・アップは低速コーナーに合わせるが、セクター３のような高速セクションもある。我々はディフューザーに更なるアップ・グレードを施すので、目標は２台のマシンが揃ってポイントを獲得することだよ」と意欲を語った。
２００８年からカレンダーに加わったヴァレンシアでのウィリアムズの最高成績は昨年バリチェロが獲得した４位。しかしバリチェロ自身はブラウンＧＰ時代の２００９年にここで勝利している。シーズン始まって以来、チームがようやく掴んで来た良い流れを逃したくないところだ。