カナダGPを劇的な勝利で飾ったマクラーレンのジェンソン・バトンが、大混乱のレースを振り返った。
ジェンソン・バトン:「僕のキャリアでも最高の勝利だし、今日は僕にとって特別な1日になる。信じられないような勝利だ。特にモナコでは勝てそうだったのに駄目で落胆したから、これ以上は上手く行かないと思う。確かに、セバスチャンが最終周にミスを犯したので少し幸運だったけど、僕はその運を得るに値すると思う。それと、僕の担当レース・エンジニアのデイブ・ロブソンを祝福したい。僕達がコンビを組んでから勝ってなかったから、彼にも僕にも最高の結果になった。この瞬間を楽しみたいよ。これ以上良いものにはならない筈だからね!」
マーティン・ウィットマーシュ:「2011年カナダGPはF1の歴史上、最もエキサイティングでサスペンス溢れるレースとして記憶されることになるよ。レースがリ・スタートされた際ジェンソンは21番手だったが、彼のマシンは良い状態だった。今日、我々のスタッフが『信じられない』と言っているのを100回は聞いただろうね!。ジェンソンだけで6回ものピット・ストップを行ったが、スタッフは素晴らしい仕事をした」
レース序盤にはチーム・メイトと接触、数回のアクシデントを経てドライブ・スルー・ペナルティを受け、最後尾まで下がって6回のピット・ストップ…やはりこんな混乱したレースでジェンソンは強い。モナコ同様、最後まで諦めずにプッシュし、そしてファイナル・ラップに訪れたチャンス。元王者のベテランらしい流石のレース運びだった。