ザウバーは体調不良を訴えたセルジオ・ペレスに代え、マクラーレンのペドロ・デ・ラ・ロサにカナダGPを託すこととなった。
2週間前のモナコGP予選でクラッシュを喫したペレスは体調回復に努め、木曜日に実施されたFIAの検査に合格、カナダGPへの出走が認められていたが、初回セッション(27周/11番手)を終え、チームに体調不良を報告。これを受けてザウバーはマクラーレンのリザーブ・ドライバーで、昨シーズン途中までザウバーで闘っていたペドロ・デ・ラ・ロサを代役に指名、これによりカナダGPでは決勝レースまでデ・ラ・ロサがザウバーをドライブする。
ザウバーのリザーブ・ドライバーはペレスと同じくメキシコ出身のエステバン・グティエレスが務めているが、どうやら今週末はカナダに帯同していない模様。急な話故に狭いコックピット、しかもレーシング・スーツはマクラーレンのままだが、ザウバーにとってもデ・ラ・ロサ自身にとっても運の良い交代劇と言える。ペレスはFP2セッション途中(可夢偉クラッシュの赤旗中)でサーキットを後にした。次戦でのペレスの復帰を祈ろう。