バーレーンGPの主催者は、結局年内にグランプリを開催することを断念した。
先週、WMSC(世界モーター・スポーツ評議会)は、開幕戦に予定されながら政情不安により中止されたバーレーンGPを復帰させ、インドGPを12月11日に変更することを決定、しかしそれから6日後、バーレーン・サーキットの代表はレース開催を断念したことを明らかにした。参加チーム側は、物流やスタッフの労働時間の問題などから12月までシーズンを延長することに不満を抱いており、FIAのジャン・トッド会長はF1最高責任者のバーニー・エクレストンに日程を再提出するよう要求していた。バーレーン・インターナショナル・サーキットのザイド・ラシード・アルザヤニ会長は「来年、バーレーンにチーム、ドライバー、サポーターを歓迎することを楽しみにしている。彼らにとって今年の決定が失望であることは解っている」とコメントした。
国際的な紆余曲折の末、結局バーレーンGPは開催されないことに決定。実際、チーム側の対応のみならず、巨大な集客イベントとして、またポイント制の世界選手権として考えた場合、開催復活は極めて難しい状況にあった。これによりインドGPは10月30日に戻り、2011年シーズンは当初の予定通り11月27日のブラジルGPで終了することになるだろう。