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フェラーリ、2011年型マシンを発表

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フェラーリは28日、マラネロで全チームに先駆けてニューマシン、F150を発表した。
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フェラーリはマラネロのファクトリーにフィアットのジョン・エルカーン会長、セルジオ・マルキオンネCEO、サンタンデル銀行のエミリオ・ボティン会長、ブレンボのアルベルト・ボンバッセイ会長らを招き、新車発表会を全世界にライヴ中継した。
フェルナンド・アロンソとフェリペ・マッサの両ドライバーによってヴェールを脱いだ新車F150は昨年型の正常進化型マシンであり、今季の車番の「F150」は、イタリア統一150周年に由来、リア・ウィングにはイタリア国旗がデザインされている。尚、フェラーリは2月1日からのバレンシアのリカルド・トルモ・サーキットで行われるシーズン初の合同テストに参加予定。

フェラーリの新車発表1番乗りは恒例行事となりつつあるが、これは全チーム中真っ先に自己のコンセプトを公開し、その後続々と発表されるライバル・チームの新車を観察、そして開幕までの豊富な時間を利用してモディファイに務める、という巧妙な作戦である。現在でこそテスト規制により走行距離が制限されているが、以前は豊富な資金力を駆使してマクラーレンやウィリアムズなどのライバル・チームのマシンを徹底分析し、あらゆるパーツを試験的に導入、自社専用テスト・コースに於いて徹底的な走り込みを行うほどだった。
その伝統を基に、フェラーリは今後開幕までの2ヶ月を利用してライバル・チームのマシンを徹底研究し、開幕戦のグリッドには恐らく今回姿を現したF150とは全く異なった姿のマシンが登場するだろう。従って、今我々が眼にしているのはあくまでも開発用のベーシックなマシンであり、極端に言えば「ダミー」のような存在なのである。