ロータス・ルノーＧＰのチーム代表エリック・ブーリエは、ニック・ハイドフェルドにパフォーマンスの改善を求めている。
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ラリー事故で怪我をしたロベルト・クビサの代役として、今季ロータス・ルノーＧＰのシートに座るニック・ハイドフェルドだが、第２戦マレーシアＧＰでの表彰台以外目立った活躍が出来ず、絶不調に陥っている。ブーリエは、ハイドフェルドのここまでのシーズンは「十分ではない」と語り、グランプリ週末のスタートからペトロフのペースに匹敵できるよう、パフォーマンスを改善しなければならないと公に語った。
エリック・ブーリエ：「ニックは少なくとも、フリー走行１回目からペトロフのペースに並ぶ必要がある。そこでいつも遅れており、マシン、バランス、自信などの面で準備出来なければ、予選で一発の速さを出すことは出来ない。日曜日のペースは悪くないが、予選でもっと高いグリッドが得られれば、より多くのポイントを獲得するチャンスが増える筈だ」

クビサの事故後「ニックしかいない」とまで期待されたロータス・ルノーＧＰのハイドフェルドの起用だったが、ここまでのパフォーマンスはあまりにも期待外れ、と言わざるを得ないだろう。現実的に今季中のクビサの復帰が難しい以上、このままペトロフと同等の成績でいることは立場上許されない。ブーリエ代表が公の場を使ってそれを言い始めた、と言う状況はかなりの危機感を感じさせるもの。今またシート難民に戻ることは、そのキャリアの終焉を近づけるものとなってしまう。今が正念場、頑張れ、ニック。