第6戦モナコGPはヴェッテルが初制覇、可夢偉は日本人最高の5位でフィニッシュした。
ポール・ポジション・スタートのヴェッテルが2番手ジェンソン・バトンとの差を4秒前後に保ちながらレースをリード。3位はスタートで遅れたマーク・ウェバーに代わりフェルナンド・アロンソ。
ヴェッテルは16周目のピット・ストップで遅れ、バトンに先行を許す。33周目にハミルトンとマッサが接触し、今季初のセーフティ・カー導入。39周目にレース再開、トップ3に続くのはスーティル、可夢偉、ウェバー。終盤55周、2位アロンソが首位ヴェッテルをキャッチ、60周目にバトンも追いつき、トップ3によるテール・トゥ・ノーズの争いが繰り広げられた。可夢偉は66周目のミラボーでスーティルから4位奪取。
69周目、スーティル、ハミルトン、アルグエルスアリ、ペトロフが絡む多重クラッシュが発生、ペトロフを救出するためにレース72周目に赤旗中断。18台は一旦グリッドに戻され、整備やタイヤ交換を行った後74周目にレース再開、中断の間にタイヤを新品に変えたヴェッテルがアロンソとバトンを抑えきってモナコ初勝利。可夢偉は、77周目にウェバーに抜かれ5位フィニッシュ、モナコの日本人ドライバーの最高順位を塗り替えた。
レース終盤、マルドナドと接触したハミルトン、スーティルと接触した可夢偉がスチュワードの審議対象となったが、暫定結果には反映されず。ペトロフの容態も不明のまま。
第6戦モナコGP・決勝結果