開幕以来、成績不振の続くフェラーリが、技術部門を率いて来たテクニカル・ディレクターのアルド・コスタの更迭を発表した。
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フェラーリが発表した声明によると、コスタは既にテクニカル・ディレクターの職を離れ、フェラーリ社内で別の職に就く予定。また、同時にフェラーリは技術部門を３部門に再編したことも発表、シャシー（車体）部門の責任者をパット・フライが、製造部門はコラド・ランツォーネ、エンジン及び電子機器部門は引き続きルカ・マルモリーニが責任者となる。この３名はチーム代表であるステファノ・ドメニカリの直属となり、フェラーリの技術部門を率いて行くこととなった。

ヨーロッパ・ラウンド開始と共に景気の良い話ばかりが聞こえて来るわけはもちろんないが、ウィリアムズに続いてなんとフェラーリが重要ポストの更迭を敢行。コスタの異動は明らかに今季のマシンの空力コンセプト／設計に於ける責任を取らされたもの。見た目以上に大きいレッドブルとの差、そして眼の前から逃げて行くマクラーレン…この再編により、悩める跳馬はルノー／メルセデスＧＰの猛攻を防ぎきれるかどうか、が現実的な問題となる。