フェラーリのフェルナンド・アロンソはトルコGPを3位でフィニッシュし、久々の表彰台を得た。
「この結果には満足しているよ。チーム全員の3週間に及ぶハードワークの成果だ。マレーシアと中国では表彰台に近づき、今日はようやく乗ることが出来た。この方向を維持しなければならない。今シーズンのスタート時の考えれば、素晴らしいフィニッシュだった。ヴェッテルと戦える可能性は99%なかったけど、残る1%はロズベルグに抑えられたことで消えてしまった。もう少し彼を苦労させられたかも知れないが、最後は新しいタイヤ・セットを持っていたウェバーに抜かれてしまった。僕は持っていなかったんだよ。残り11周でピットストップするのは変かも知れないが、コース上にマシンをとどめておくのが難しくなって来ていた。ポイント・ランキングのギャップは大きいけど、まだまだポイントは取れる。諦めないよ!」
ステファノ・ドメニカリが「我々のドライバーが表彰台に乗るのを最後に見てからずいぶん経つ」と呟いた通り、今季初、昨年の第18戦ブラジル(アロンソ/3位)以来半年振りのポディウムとなったフェラーリ。風洞データが実走データと違ったりと散々な開幕フライ・アウェイを経て、どうやらレース・ペースを取り戻して来た。アロンソ的には予選で2列目あたりを常に狙い、苦手なスタート・ダッシュを克服して行けば勝利は手の届く場所にある。