記事一覧

レッドブル会心の1−2

ファイル 239-1.jpg

第4戦トルコGPはセバスチャン・ヴェッテルとマーク・ウェバーのレッドブル・コンビが今季初の1−2フィニッシュで圧勝した。
続き
セバスチャン・ヴェッテル(優勝)「今日は最高の結果だよ。特にチームには金曜日に余計な仕事をさせちゃったからね。優勝をプレゼントすることで、皆が金曜日のことを忘れてくれるといいね。チーム全体がマシンを修復するため、必死に取り組んでくれた。チームはいつも僕の側にいてくれる。レースでは最初のスティントがとても良く、上手くギャップを築けた。終盤は2回の短いスティントになったけど、正しかったと思うよ。いつか自分たちが負ける日も来るだろうけど、損失は最小限にしなくちゃいけない。だけど、今日はチームにとって最高の結果だったね」
マーク・ウェバー(2位)「3位じゃなくて2位でフィニッシュ出来てホッとした。最後はアロンソと良いバトルが出来た。お互い競い合っていると少し時間をロスしてしまうけど、最後に抜き返せた。セブは素晴らしい勝利だったし、フェルナンドの走りも良かった。1−2はチームにとって最高の結果だよ。スタートの時のグリップはあまり良くなかったけど、今シーズン最高の結果で気持ち良くイスタンブールを出発出来そうだ」
クリスチャン・ホーナー(チーム代表)「見事なパフォーマンスだった。4ストップ戦略だったので忙しいレースだったが、ピット作業は完璧だったし、最終的にはセバスチャンの圧勝だった。マークはグリッドが汚れた側だったのスタートでポジションを下げてしまったが、その後の巻き返しは見事だった。今年初めての1−2フィニッシュを達成出来たが、チーム全体を称えたい」

見事の一言に尽きる、まさに会心の勝利だった。KERSの信頼性に不安を抱え、ライバル達のアップ・デートを迎え撃つ形となったレッドブルは、ヴェッテルの「お家芸」である予選圧勝から独走勝利に加え、今季不運の続いていたウェバーを「定位置」に復帰させることに成功、フェラーリのレース・ペースは驚きだったが、結果的にはマクラーレン、メルセデスGP勢をも寄せ付けずの理想的な勝利となった。これでようやく、2011年の選手権はある程度見えて来た、と言える。