フォース・インディアのポール・ディ・レスタは、メルセデスから自身のパフォーマンスが関心を抱かれていることを気にしないと言う。
F1ルーキーのディ・レスタは、開幕から2戦連続でポイントを獲得して好スタートを切り、3戦目の中国GPでは惜しくも11位に終わり連続入賞記録はストップしたが、予選では8番手に入り経験豊富なチーム・メイトのエイドリアン・スーティルを上回って見せた。このディ・レスタの序盤戦の闘いぶりを「ケタ外れ」と称したのはメルセデスのノルベルト・ハウグ。ディ・レスタは「確かに僕はメルセデスと近い位置にいるし、彼らは僕のキャリアに大きな影響力を持っている。皆が話していることは素晴らしい内容だけど、同時に成長し続けなきゃいけないんだ。フォース・インディアはもの凄いチャンスを僕に与えてくれているし、まず彼らが望む結果をチームのために残したい」と謙虚に語った。
またディ・レスタのマネジャーを務めるアンソニー・ハミルトン(ルイス・ハミルトンの父)は、メルセデスGPが将来のレース・ドライバー候補として現段階では一切の接触はないと述べた。「関心を持たれていると思いたいね。もちろん、ポールはメルセデスに育てられたし、ノルベルトも彼を称賛してくれているし、私は彼を誇りに思うよ。彼がトップ・チームのドライバーの素晴らしい後任になるだろうことは明らかだ」
さあ、これで気が気でないのは皇帝・ミハエル様である。開幕3戦を終え、今季も明らかに若いチーム・メイトであるニコ・ロズベルグに遅れを取ってしまっているシューマッハー。ハウグの「ベタ褒め」がシューマッハーに対するプレッシャーであるのなら、内部からのこれ以上の屈辱はない。