チーム・ロータスのヤルノ・トゥルーリが今季の不振の認め、その原因はT128のパワー・ステアリングにあると明かした。
トゥルーリは今季予選でチーム・メイトのヘイキ・コヴァライネンにここまで3連敗、中国GPではコヴァライネンの20秒遅れでフィニッシュ。チームはマシンを進化させ、スペインGPでの大幅アップデートによってポイント獲得を目指す。トゥルーリは彼の問題を解決し、その時に最大限のパフォーマンスを発揮できるよう願っているが、その原因はパワーステアリングのトラブルにあると言う。「今はまだ自分のベストにはほど遠い。ほんの少しだけ、パワー・ステアリングが効いてくれればそれで良い。いずれこの空力アップ・グレードが上手く行けば、僕らは大きな前進を遂げる筈なんだ。今のところ不満はパワー・ステアリングだけ。僕の思い通りに機能してくれないんだ。それでマシンの感覚が掴めず、思い切りプッシュしたり、マシンのポテンシャルをフルに発揮させる自信が持てないんだ。まずはマシンにもっといいフィーリングを得たい。それが最優先だ。思うようにプッシュできないというのはストレスが溜るね」
15年目のベテランの苦悩。チームは現在スペインGPにむけてのT128のアップ・デートに集中。ヤルノの希望が上手くマシンに反映されると良いのだが。