低迷中のウイリアムズは、チーム体制変更の中でチーフ・エアロダイナミシスト、ジョン・トムリンソンが離脱との噂が勃発した。
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ウイリアムズのテクニカル・ディレクター、サム・マイケルは、今季の不振を受けてチーム体制の変更が行われることを明らかにしているが、早ければ次戦トルコＧＰにも組織再編成の動きがあり、チームのチーフ・エアロダイナミシストであるトムリンソンがチームを離脱することになるかも知れない。また、チームのフランク・ウィリアムズの盟友であり、共同創設者、株主、そして長期に渡りエンジニアリング・ディレクターを務めたパトリック・ヘッドが、チームから完全に身を引くことを考えている、とも言われている。一方ドライバーのルーベンス・バリチェロは「僕はジョーダンの時代からサムのことを知っている。決して彼がこの職に適さない人物だというわけではないんだ。問題は、今彼が担っている仕事が多すぎると言うことなんだろう」と、マイケルを弁護している。

揺れる歴史と伝統の名門チーム、ウィリアムズ。空力責任者の更迭は、今季マシン設計の完全失敗を意味する。ちなみに中国ＧＰ終了時でのパドックでは、チームはマイケルに責任を取らせるのではなく、現在組織再編成を行おうとしているアダム・パー会長自身が責任を負うべきだ、との意見が多かったということである…。