トロ・ロッソのセバスチャン・ブエミは、レッドブルのドライバー人事に対し、ベストを尽くすことだけに集中していると述べた。
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スクーデリア・トロ・ロッソはレース・ドライバーのふたりの成績によってはテスト・ドライバーのダニエル・リチャルドにチャンスを与えるスタンスだが、ブエミは余計なことを考えず、ベストを尽くすことだけに集中していると述べた。「僕は冷静だ。結果に関わらず、常に全力を尽くしているし、チーム・メイトと比べても大差で負けたことはない。去年は苦労したけど、それでも最終的にはハイメ（アルグエルスアリ）より多くのポイントを獲ったし、予選でも彼より良かった。レッドブルは、若手ドライバーに対してＦ１参戦のチャンスを与えている。だから常に自分の周りには、能力を示してレッドブルのシートを狙うドライバー達が大勢いる。諦めたら終わりだよ」

トロ・ロッソのチーム・プリンシパルであるフランツ・トストは今年、両ドライバーはＦ１でのシートを失うことを恐れるよりも、レッドブルのシートを獲得出来るかも知れないチャンスの方を見るべきだと述べている。何故なら、仮にマーク・ウェバーが来季以降の契約を結ばなければ、レッドブルにシートがひとつ空くからだ。ブエミは「ウェバーが残ろうと、そうでなかろうと僕には関係ないよ。全力を尽くし、良い結果を出せば、自分の価値が上がってチャンスを掴めるということしか考えていない。それ以外はゴシップに過ぎない」…ゴシップの対象になるのも、一流ドライバーの条件だ。