メルセデスGPのニコ・ロズベルグは中国GPで中盤から後半にかけてトップを走り、最終的に5位フィニッシュとなった。
ニコ・ロズベルグ「今日は表彰台でレースを終えられただろうし、さらに上も狙えたかもしれない。チャンスを最大限に生かせず、今日のレースには当然ガッカリしている。今週末はマシンが大きく進化していたから、それについては喜べるし、これからはもっと良いレースを戦えると思う。ただ、あんなに長時間レースでトップに立つのは最高な気分だった。後半は燃費の問題で順位を守るのがとても難しくなったけどね。でも、今回のことから学び、取り逃がした結果を次のレースで手に入れたいと思っている」
好バトルを演じながらも中団で苦しむシューマッハーを尻目に、確実に僚友を上回って見せる若き獅子、ニコ。特に今回は我慢の第1スティントから攻めの第2、3スティント、大事な場面でアロンソ/フェラーリとのバトルを制して見せ、結果的に跳ね馬を上回った。冬季テスト中盤のメルセデスGPの不調を考えれば、ニコの見せる速さはドイツ巨星の希望に繋がるもの、と言える。