中国GP決勝で、ザウバーの小林可夢偉は10位でチェッカーを受け、2戦連続となるポイントを獲得した。
小林可夢偉「今日は少なくとも1ポイント獲得出来たので、満足している。スタートが上手く行って、順位を上げることが出来た。予選の順位が望んでいた位置ではなかったので、ここでのポジション・アップはかなり重要だった。14周目にスーティルに迫っていた時に、他のマシン(コヴァライネン/チーム・ロータス)が近づき、彼は僕のことを見ておらず、ノーズが接触してしまった。技術的には大丈夫だったけど、コクピットにゴミとかホコリがかなり入って来て、白いレーシング・スーツがかなり汚れてしまった。2回目のピット・ストップは、予定早く入ったけど、残りの26周をプライム・タイヤで走るのは問題なかった。残り3周でディ・レスタを抜いたあと、タイヤはもう終わってたけどね」
正にポイント「死守」だ。不利なスターティング・ポジションからで最大限望みうる成績を、またも得意のタイヤ・マネージメントとオーバーテイク・ショーでキッチリと得て見せた可夢偉は本当に頼もしい存在。今回は特に若い相棒がトッ散らかった感が強く、チームにとっては尚更貴重なポイントとなっただろう。