中国ＧＰ決勝結果
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第３戦中国ＧＰ決勝
決勝日の上海サーキットは快晴、気温２２度、路面温度２９度。ウェバーは結局決勝ではＫＥＲＳを搭載、プライム・タイヤでのスタートを選択。マクラーレン／ハミルトン車はダミー・グリッド上で燃料トラブル、既に対処は完了した模様。決勝を前にＤＲＳゾーンが短く変更。
やや早目のシグナル・アウトから５６周のレースがスタート、１コーナーまでにバトン、ハミルトンが猛ダッシュでマクラーレンが逆転１−２。出遅れたヴェッテルはメルセデスＧＰのロズベルグをなんとか抑えて３番手。１２番手スタートのザウバー／ペレスはスタート失敗。１７位ウェバーを抑える形。オープニング・ラップはバトン、ハミルトン、ヴェッテル、ロズベルグ、マッサ、アロンソ、ディ・レスタ、スーティル、アルグエルスアリ、シューマッハーのトップ１０、可夢偉は１２番手。４周目、ウェバーはウィリアムズ／バリチェロをパスし、１５番手。可夢偉がアルグエルスアリを抜いて１０位へ。早くも９位シューマッハーと「運命の組み合わせ」。前方はペースの上がらないフォースインディア勢。更に後方ではトロ・ロッソのふたりが予想通りの大バトル。ペトロフ、ペレス、ウェバーを交えて接近戦。１０周目、アルグエルスアリが真っ先にタイヤ交換、しかしコース上で右リアのホイールが外れてスロー走行となってしまう。リウッツィがスタートでフライングを取られた。
１１周目、シューマッハーがオプション・タイヤに交換。渋滞にハマっていたウェバーもピットへ。１２周目、３位ヴェッテルが２位ハミルトンに、５位マッサが４位ロズベルグに接近。１３周目、ロズベルグがオプション・タイヤにチェンジ。ザウバー／可夢偉は７番手に上がる。ピットではマクラーレンとレッドブルがブラフ合戦。１４周目、ヴェッテルがハミルトンをパス。直後、バトンとヴェッテルが同時にピットへ。ところがバトンが停止位置をミスり、レッドブルの停止位置を通過、ヴェッテル逆転。コース上ではハミルトンが一瞬スロー・ダウン、マッサにピット・アウトでの逆転を許す。１６周目、オーダーはロズベルグ、ペトロフ、ヴェッテル、バトン、マッサ、ハミルトン。
２０周目、シューマッハーとアロンソの新旧王者同士が激しい６位争い。後方ではスーティル、可夢偉、ウェバーが９位争い。可夢偉のマシンはフロント・ノーズに穴が空いている。ここでレッドブルのピットからウェバーに「ＫＥＲＳは使うな」の無線。２５周目、バトンが２度目のピット・イン、オプション・タイヤへ。ロズベルグもオプションを選び、３ストップ以上が決定。これでヴェッテルとフェラーリ勢が２ストップ、ロズベルグとマクラーレン勢が３ストッパーの模様。アロンソが１コーナーでようやくシューマッハーを攻略、３位へ。ヴェッテルは無線が不調らしく、チームからは「聴こえない」のメッセージ。３１周目、可夢偉、スーティル、ハイドフェルドらが一斉にピット・イン。続いてヴェッテルがピット・イン、プライム・タイヤに交換、これでマッサが首位。３３周目にそのマッサがピット・インし、再度ヴェッテルが逆転。マッサは焦ったか、ピット・アウトの際ホワイト・ライン・カットの疑いがあったが、結局ペナルティ対象にはならず。
３８、３９周目、マクラーレンはバトンとハミルトンに新品のプライム・タイヤを投入。この時点でトップのロズベルグとヴェッテルとの差は１６、５秒。３９周目、ロズベルグがピット・イン。ハミルトンの前の３番手でコースへ。バック・ストレートでＤＲＳを使うもハミルトン届かず。激しいバトルにロズベルグにはチームから「燃費が厳しい」との無線。４２周目、遂にハミルトンがロズベルグを逆転。オーダーはヴェッテル、マッサ、ハミルトン、ロズベルグ、バトン、アロンソ、ウェバー、シューマッハー、ディ・レスタ、可夢偉。４５周目、ハミルトンがマッサを、ウェバーがアロンソを逆転。４７周目、ペレスがスーティルに体当たり、２台共にロータス・ルノーＧＰ勢にパスされる。これでペレスにはドライブ・スルー・ペナルティ。
５０周目、ヴェッテルの無線は相変わらず不調のまま。５０周目、ハミルトンがヴェッテルに肉迫、テール・ツー・ノーズに。ヴェッテル車はＫＥＲＳが使えない模様。５２周目、ターン７で遂にハミルトンが逆転し、トップへ。両チームのピットは明暗。ペトロフが可夢偉とディ・レスタを抜いて可夢偉は１１番手に下がるが、可夢偉もディ・レスタを抜き返して１０位奪還。５４周目、ウェバーはロズベルグを抜いて４位、続いてバトンもパスして３位／表彰台圏内へ。結局そのままフィニッシュ、チェッカーはハミルトン、ヴェッテル、ウェバー、バトン、ロズベルグ、マッサ、アロンソ、シューマッハー、ペトロフ、可夢偉のトップ１０。遂にハミルトン／マクラーレンがヴェッテル／レッドブルを止めた。可夢偉は２戦連続入賞。

第３戦中国ＧＰ・決勝結果