フェラーリのフェルナンド・アロンソは、第3戦中国GP金曜フリー走行をトラブルにより走り込めなかった。
フェルナンド・アロンソ フリー走行1=12位/2=14位
「ハイドロリックのトラブルで2回のセッション、特に午後のセッションでの貴重な走行時間を失ってしまった。残念なことにそのためにロング・ランを走れず、タイヤのデグラデーションについてもチェック出来なかった。でもフェリペが両方のタイヤで走ってくれたので、少なくとも作業を始めるためのベースはある。空力の新コンポーネントがアドバンテージに繋がるかを判断するにはまだ早い。データを慎重に分析し、開発に於いて僕らが正しい方向に進んでいるのかどうか、明確な結論を導き出してくれるだろう。マレーシアとオーストラリアと比べて何かが大きく変わることはない筈だ。マクラーレンやレッドブルは僕らより速いし、彼達が優勝候補だよ。今の段階では僕達に優勝争いに加わる力はない。でも、だからといって挑戦しないということではない」
ここ中国での成績が今後の開発方向を決めると言うことが、既にチームから宣言されてしまっているフェラーリ。マレーシアではレース終盤に垣間見せた速さをアクシデントにより棒に振ったチーム・リーダーのアロンソ。ここ上海は、慎重にマシンの能力を引き出すことが問われるレースになる。