中国GP・FP1結果
薄曇りの上海サーキットは気温26度/路面温度30度。今回、チーム・ロータスはマレーシアGPでのバルセッキに続いてラジアが金曜・デビューし、トゥルーリ車に。フォースインディアはスーティル車にヒュルケンベルグ、トロ・ロッソはアルグエルスアリ車にリチャルドが搭乗。
セッション・スタートと共に可夢偉が真っ先にコース・イン、続いてフォースインディア、HRT勢と続く。各車インスタレーション・ラップを行い、ピットへ。ロータス・ルノーGPの/ペトロフは前回のクラッシュにより、開幕戦で使ったシャシーに戻している。コース上が霞んでいるせいか、あまり率先してコースに出るマシンはない。
20分、HRTのカーティケヤンが1分51秒516の計測ラップ。続いてリウッツィと可夢偉がアタックし、可夢偉が1分45秒409を記録。マクラーレン勢も計測に入り、ハミルトンが1分42秒台、バトンは43秒台。フェラーリもコース・イン。30分、ウェバーが1分40秒055。これを見てヴェッテルがコース・イン。マッサは41秒台で3番手。ウェバーの無線に「KERSを使うな」との指令。相変わらずレッドブルのKERSは不調なのか。40分、ヴェッテル1分40秒922で3番手タイム。ラジアが左フロント・ウィングを破損してスロー・ラップ、ピットで観ていたトゥルーリが呆れ顔。フェラーリ/マッサが新しいフロント・ウィングを実験中の模様。
43分、ヴェッテルが1分39秒540でトップへ、続いてウェバー、ハミルトンが1分40秒台。以下マッサ、ペレス、ヒュルケンベルグ、ブエミ、バトン、ディ・レスタ、リチャルドが41秒台。アロンソ、ハイドフェルド、グロックが未だアタックを行っていない。マクラーレンは新しいディフューザーを投入、ハミルトン車に使用されている。シューマッハーから「リアのグリップが足らなくなって来た」と無線、ロズベルグ14位、シューマッハー15位と、メルセデスGP勢は思うようにタイムが上がらない。55分、ヴェッテルが全体ベストの1分38秒739。バトンから「KERS不調」のレポート。
60分、ハイドフェルドがアタックし、5番手。しかし直後にターン11手前でウォールにクラッシュ。フロント・セクションを壊してマシンを降りてしまう。70分、HRTのリウッツィが1分44秒359で20番手、ヴァージンのダンブロシオにコンマ2秒まで迫っている。残り18分、ようやくアロンソが計測、1分42秒台で17番手。明らかにエアロ・チェック用の走行。その後9番手までアップ。ピットには気まずそうなハイドフェルド。グロック車はメカニックがハンマーでリアを叩いている。
75分、ターン7でマルドナドが単独スピン、縁石にフロアが乗ってしまい動けず。マーシャルの動きも緩慢で黄旗時間が長引く。結局このまま終盤大きな変動もなく、レッドブルとマクラーレンが上位独占。
中国GP・FP1結果