フォースインディア代表のビジェイ・マルヤは12日、インド人若手ドライバーのためのアカデミー設立を発表した。
未来のインド人F1ドライバーを発掘すべく、ビジェイ・マルヤがフォースインディアF1チーム・アカデミーを設立する。このプロジェクトは4月末に"1億人分の1を探せ"と言う名前で始動。14歳から17歳までが対象で、インド国内のカートを割引価格でドライブ、その中から最速のレーサーがファイナルに進出、更に選ばれた10名がシルバーストンで1週間の長期トレーニングを積み、3人の勝者は10月のインドGPで発表され、総合優勝したドライバーにはイギリスでの1年間のレース活動に従事した後、「未来の王者プログラム」を通し、キャリアを築くチャンスが与えられる。マルヤは「我々のプログラムは、いつの日か選ばれし候補者たちがインド代表として国際舞台で活躍し、祖国に栄光をもたらすことが出来るよう、モーター・スポーツにおける明確でプロフェッショナルなキャリア・パスを提供する。同アカデミーが1人のインド人でもF1のグリッドに並ばせることが出来れば、全ての努力に価値があると言えるだろう」と意欲を語っている。
…つまり、マルヤはナレイン・カーティケヤンとカルン・チャンドックを全く評価しておらず、目指すインド・ナショナル・チームは、あくまでも自らの手で育てたインド人ドライバーの手によるもの、と言う理想を崩していないと言うこと。むしろそれはマルヤのプロジェクトが長期的であることを意味し、今季から開催されるインドGPと併せ、チームがトップ・チームへの仲間入りを果たせた頃、インド人ドライバーが育っていれば、と言うスタンス。フォースインディアも4年目、徐々にシステムはトップ・チームに近づいて来つつある。