ハミルトンを降し、開幕から2戦連続のポール・ポジションを獲得したセバスチャン・ヴェッテル(レッドブル)が決勝レースへ向けて意欲を語った。
ライバル、ハミルトンとのコンマ2秒以内と言う接戦を制し、ポール・ポジションを獲得したヴェッテルが、今回から投入したKERS(運動エネルギー・回生システム)の重要性を語った。「チャレンジングな週末だ。マシンには満足しているけど上手くリズムを掴めず、昨日も望んでいたほどスムーズじゃなかった。けれど僕達はマシンのスピードを知っていて、それをキープすることが重要だった。予選では全てが上手く機能した。終盤にはマクラーレン勢と接近したけど、ポールを獲れたのは嬉しい。チーム・スタッフ、特にKERS担当の人達を大いに称えたい。もしも今日KERSを使えなかったら、僕もマーク(ウェバー)もこのポジションを獲得出来なかっただろう。彼等に感謝しているし、この結果は彼らを報いるものだ。明日のレースの前に、今晩はしっかり眠れるよ!」
…鬼に金棒、レッドブルにKERS。明日、ヴェッテルが1コーナーをトップで入ったら誰も止められない。形勢逆転を狙うウェバーの野望もここまでなのか。