マレーシアGPのフリー走行FP1で、ロータス・ルノーGPの2台に起きたホイール破損のトラブル原因はアップライトだったらしい。
FP1でハイドフェルドのマシンが1コーナーのブレーキングでフロントをロックさせてコース・アウトし、左フロント・タイヤはバースト。ペトロフは同様のブレーキング時にホイールごと突然破裂。当初はブレーキが疑われたが、ハイドフェルド車がブレンボ、ペトロフ車がヒトコ製であることが判明。ロータス・ルノーGP側は調査を進め、午後のFP2セッション中にアップライトが原因と判明し、2台をコースに送り出した。また、同じような症状でコース・アウトしたヴァージンのジェローム・ダンブロシオに関しては原因不明で、ダンブロシオは午後のセッションを棒に振った。
DRS、KERS、そして2本のロング・ストレートでのブレーキング競争…セパンの見所/特色が、時と場合によっては非常に危険なものに見えて来る。多くの人が昨年の中国GPでのセバスチャン・ブエミの事故を想い出すだろう。もう2度とあんな恐怖の瞬間を繰り返さないよう、チーム側も懸命の努力を行っている筈である。