フェラーリのフェリペ・マッサが昨年予選失敗で7位に終ったマレーシアGPのリベンジを語った。
昨年のマレーシアGP予選でフェラーリは天候を読み違え、マッサ、フェルナンド・アロンソ共にQ1を突破出来ず、下位グリッドに低迷してしまったために、決勝でもマッサ7位/アロンソ8位と不本意な結果に終った。「去年のセパンでは、雨が降った予選で戦略のミスを犯してしまった。それで僕は21番手スタートになってしまった。レースでは7番手まで巻き返したけど、もう同じようなミスは冒さないようにするよ。セパンではどんなことでも想定しておかないといけない」またマッサは、マレーシアGPの週末を通し、開幕戦オーストラリアGPとはコースのスタイルが違うため全く違う展開となり、その変化はフェラーリに有利に働くだろうと確信する。マッサはセパンでのレースをに向け「プラクティス開始時には、まだ答のない疑問がたくさんあるだろう。メルボルンが黒ならセパンは白、ぐらいの差があるんだ。メルボルンのアスファルトは粗くなく、温度も低い。確かにレース・サーキットではあるけど、コースは市街地コースに近く、コーナーのタイプも全然違うんだ。それにセパンはとても暑く、高速セクションの多いレース用コースだ。方向転換も多く、肉体的な負担の面でもその違いは明らかなんだ。アルバート・パークは比較的楽なサーキットでレースが終わっても元気だが、マレーシアでは大量の汗をかいて、体重も落ちるからとても過酷なんだ。当然、僕らのチームのパフォーマンスも全く違ってくるだろう」と分析している。
あまりにも無様な予選での振る舞い。2009年も予選低迷から決勝マッサ9位、ライコネン14位と、フェラーリがどうも上手く行かない灼熱のマレーシア。開幕戦の嫌な負け方を考えると、ここでのリザルトはシーズンを通して非常に重要になって来る。まずは戦略。2台をきちんとコースへ送り出すことから始めなくては。