メルセデスGPのニコ・ロズベルグは、次戦マレーシアGPでメルセデスGPがサプライズな存在になると期待している。
開幕戦オーストラリアGPでは他車との接触によって2台共にリタイアとなったメルセデスGP勢だったが、金、土曜日にマシンに問題が発生し、期待されていた速さを発揮出来なかったのも事実である。しかもメルセデスGPはバルセロナで行われた冬季テストでは最後の最後になって際立った速さを見せており、ロズベルグはその速さをセパン・インターナショナル・サーキットでは発揮出来る筈だと主張している。「オーストラリアではタフな週末を過ごしたけど、マレーシアでは信頼性を持ってマシンが走る自信があるよ。メルボルンは特異なサーキットだったから、今後数戦でマシンのパフォーマンスをしっかり理解できるということは解ってる。次のレースでは、人々にサプライズを与えられると思うよ。マシンはバルセロナ・テストから速くなっているし、そのポテンシャルを発揮しなくちゃいけない」
メルセデスGPのチーム代表、ロス・ブラウンも「バルセロナではテストを上手く終らせられたので期待していたが、シーズン開幕戦は難しい週末だった。さまざまな問題に見舞われ、不運なリタイアに襲われた。メルボルン以降、ブラックリーとブリックスワースにあるファクトリーに於いて分析をし、マレーシアGP以降にマシンのポテンシャルをすべて発揮するための方法を探っている」と語った。
意外なことに、メルセデスGP初年度の昨年、ロズベルグ自身、そしてチーム自体の最高位がここマレーシア/セパンだった(予選2位/決勝3位)。それだけに期待する部分も大きいのだろうが、全19戦のカレンダーの中でも相当にテクニカルなサーキット、ここでの自信を覗かせるニコはやはり大物。