オーストラリアGPを4位でフィニッシュしたフェラーリのフェルナンド・アロンソがレースを振り返り、悪くない結果だとコメントした。
「順位を見ればそんなに悪くない。ヴェッテルとハミルトンには負けたけど、ウェバーとバトンには勝てた。ここアルバート・パークで4位でフィニッシュしたのはこの4年間で3回目。去年はバーレーンで優勝した後にここに来たので、同じ結果でも感じ方が違う。今日のヴェッテルは違う次元にいた。KERSも可動リア・ウィングもうまく機能したが、オーバー・テイクが簡単になったわけではない。僕達はタイトル奪取が可能な範囲にいるけど、このまま3位や4位でフィニッシュし続けるようなら駄目だ。それには進歩が必要だが、予想するにはまだ時期尚早だと思う」
マクラーレンの大躍進がサプライズだったのと同様、フェラーリの苦戦もシーズン開幕前の評判とは明らかに違うものだった。相変わらずタイヤに苦しみ、レースの組立てが上手く行かない。それでも昨年は開幕戦バーレーンでアロンソがラッキーな勝利を収めており、これから前半戦で何処までモディファイが進むか、にシーズン全体の成績がかかっている。よって、「そんなに悪くない」は本音じゃない。