ザウバーの小林可夢偉とセルジオ・ペレスは、F1オーストラリアGP決勝後にマシンにレギュレーション違反があったとして失格処分となった。
ザウバーはルーキーのセルジオ・ペレスが7位、小林可夢偉が8位でレースをフィニッシュ、ところがレース後のチェックで、レース・スチュワードはザウバーC30のリア・ウイングがFIAのテクニカル・レギュレーションに違反していると判断、ふたりを失格処分とした。これにより、フェリペ・マッサ(フェラーリ)が7位、セバスチャン・ブエミ(トロ・ロッソ)が8位、エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)が9位、ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)が10位に繰り上がる。
FIA(国際自動車連盟)によれば、ザウバーの規則違反はリア・ウイングの寸法。ザウバーC30のリア・ウイング上部のフラップが「凹面の曲率半径が100mm以下であってはならない」というレギュレーションに違反していたらしい。ザウバーのテクニカル・ディレクター、ジェームズ・キーはFIAに控訴する構えだが、今までこの手の訴えが通った試しがない。事実マシンは速いのだから、一刻も早く新たなリア・ウィングを作る方が懸命である。