オーストラリアGP・FP1結果
開幕戦オーストラリアGP・金曜フリー走行1結果
まず、国際映像に映し出されたドライバーやマシンに、ことごとく日の丸や日本へのメッセージが描かれていたのを眼にした瞬間、涙が溢れ出た。皆、本当にありがとう。
朝まで雨が降っていたアルバート・パーク、路面温度は21度と低い。真っ先にコース・インしたのはニュー・カマーのディ・レスタ。ところが開始早々、チーム・ロータスのリザーブ・ドライバー、チャンドックがターン3でウォールにクラッシュ。契約発表後僅か3日間、走行距離数百mで早くも新車T128のノーズを壊してしまった。幸い怪我はなかったが、本人は無線で「突然滑った」と驚いている。コヴライネンもピットで苦笑い。各チーム順調にインスタレーション・ラップを刻み、ピットへ。噂のHRTのガレージはドタバタしてはいるが走行する気配はない。
開始20分、ハミルトンとバトンのマクラーレン勢がコース・イン。しかし1周でピットへ戻り、しばらくコース上は無人状態となる。温度が低いためか、各チーム共積極的な走行は行わない。HRTはまだマシン組立中。
開始37分、ウィリアムズのマルドナドが連続走行し、1分39秒381を計測。これを機に各車再びコースへ。フェラーリのマッサが1分29秒台、ウェバー、ハミルトンがこれに続く。ホーム・ストレートでは新兵器・可変リア・ウィングの動きが目紛しい。メルセデスGPは足でコントロールしている模様。37分、ウェバーが1分28秒217を記録、44分にはヴェッテルが1分27秒869でトップへ。ヴェッテルはハード・タイヤの5周連続走行4周目で1分27秒739まで上げる。
開始65分、可夢偉がコースへ入り、1分29秒台でトップ10に。各車タイヤがグリップせずに苦労している様子。ピット内でのヴェッテルの左フロント・タイヤが激しく摩耗しているのがFIAカメラに映し出される。80分、アロンソが1分27秒台を連発するもヴェッテルには届かず。マクラーレンは冬の間の鬱憤を晴らすかのように精力的に走行。残り7分、ロズベルグが3番手、可夢偉が8番手へジャンプ。セッション終了直前、レッドブル勢がニュー・タイヤを使ってウェバーが1分27秒450、ヴェッテルが1分27秒158を記録、盤石の体制を見せつけた。更にチェッカー直前、地元・ウェバーが1分26秒831を記録してセッション終了。HRTはまだ組立てが完成しなかった。
開幕戦オーストラリアGP・金曜フリー走行1結果
各チーム慎重な滑り出し。HRTの組立て状況は目視で5〜6割か。