FOTA(Formula One Teams Association)のウェブサイトからHRTのロゴが削除されたことにより、同チームがFOTAから脱会したことが発覚した。
HRTのスポークスマンは「我々は12月にFOTAから脱会した。我々のような小規模なチームには参加の意味がなく、このような決断に至った。FOTAの今後の発展を祈る」とコメント。またこの一件を機に他のいくつかのチームもFOTAから脱会する可能性があり、一説にはバーニー・エクレストンを含めたF1の権力の弱体化を狙った動きではないか、とも見られている。
FOTAはF1チームによる労働組合的な組織であり、FIAの決定などは一切左右されない団体である。例えば2009年に使用されていたKERSの2010年の使用禁止などを決めたが、参戦チームのKERS使用/不使用にFIAは一切関知せず、グリッド後方のチームには10万ユーロ(約1千万円)の参加費さえも負担となることがあり、今回のHRTの脱会も参加費未払いが発端、とも言われており、さほどの効力を持たない組織の存続の是非が問われている、とも言える。